ネットワーク生態学グループ
創立20周年記念シンポジウム
開催日:2025年3月7日(金)~8日(土)
開催地:金沢勤労者プラザ
ポスター優秀賞
第20回ネットワーク生態学シンポジウムのポスター優秀賞は,参加者の投票により小川泰司さん,林幸雄さん(北陸先端科学技術大学院大学)の「ネットワーク結合耐性を強化するラプラシアン行列の第二最小固有値最大化」に決定しました.
シンポジウム概要
第20回ネットワーク生態学シンポジウムは,2025年3月7日~8日に金沢勤労者プラザ で開催を予定しています.
ネットワーク研究を始めようとする大学生,大学院生から,ネットワークについて造詣の深い研究者まで 幅広い層がお互いに刺激し合えるようになっておりますので,皆様ふるってご参加下さい.
ポスターセッションでは,「ネットワーク」に関わる 情報通信,統計物理,アルゴリズム,生物学,経済学,社会学などの分野からポスター発表を幅広く募集致します.
おもなトピックス
複雑ネットワーク(スモールワールド・スケールフリーモデル)
ウィルス拡散や連鎖的被害(停電、渋滞、倒産など)の防御策
Webポータルやコミュニティの抽出
企業等のソーシャルキャピタルの調査・活用,ブログ解析
情報空間の可視化
ネットワーク経済指標
ネットワーク中心性
SNS,口コミや情報流通
生物的・社会的メカニズムに誘発されたネットワーク設計
動的適応通信,自律分散システム
P2P,センサやアドホックネットワーク
自己組織化経営
重要日程
発表申込締切:2025年 02月14日(金)【延長しました->】2025年2月26日(水)
発表者名,発表タイトル,著者リスト,概要200~300字程度
論文(Extended abstract)締切:2025年02月28日(金)
( アップロード方法は発表申込者に別途通知します)
聴講申込締切:2025年2月21日(金)【延長しました->】2025年2月26日(水)
懇親会申込締切:2025年02月21日(金)
先着30名まで, 定員に達し次第締め切る場合があります
シンポジウム開催日:2025年3月7日~8日
発表参加・聴講参加・懇親会の申し込み
参加費
一般(教員,社会人など学生以外):5,000円(税込)
学生:1,000円(税込)
申し込み方法
発表参加/聴講参加/懇親会申し込み用URL(Peatix):【申し込みはコチラ】
提出論文(Extended abstract)について
フォーマット:任意(A4サイズ)
1ページ目にタイトル,著者名,所属を含むこと
ページ数:2ページ
ファイル形式:PDF
提出用のフォーム:【提出先はコチラ】
ポスターについて
現地での物理展示ポスターセッションを開催予定です
フォーマット: A0サイズ推奨(縦長推奨.展示板は横900mmx縦1800mm)
懇親会
懇親会費
一般(教員,社会人など学生以外):5,000円(税込)
学生:1,000円(税込)
申し込み方法
上記のPeatixよりお申し込みください
先着30名まで, 定員に達し次第締め切る場合があります
日時場所:
3月7日(金)18時~
個室居酒屋 四季彩 金沢駅前店
プログラム
2025年3月7日(金)
13:00~13:30:受付
13:30~13:35:オープニング
13:35~15:05:招待講演1(北陸先端科学技術大学院大学・林幸雄 氏)
15:05~15:20:(休憩)
15:20~16:20:招待講演2(兵庫県立大学・井上寛康 氏)
16:20~16:30:(休憩)
16:30~17:00:ポスターアピールタイム
18:00~20:00:懇親会
2025年3月8日(土)
10:00~12:30:ポスターセッション
10:00~11:15:前半(奇数番)
11:15~12:30:後半(偶数番)
12:30~14:00:(昼休憩/幹事MTG)
14:00~14:30:ポスター優秀賞記念講演(神奈川大学・藤江遼 氏)
14:30~14:45:(休憩)
14:45~15:45:招待講演3(獨協大学・藤山英樹 氏)
15:45~16:15:国際会議報告(東京大学・中条雅貴 氏)
16:15~16:20:クロージング
招待講演1
講演者:林幸雄(北陸先端科学技術大学院大学・融合科学共同専攻)
タイトル:祝)ネットワーク生態学研究会 20周年 -研究会の歩みから最新の話題まで-
概要:研究会の名称の由来やこれまでの活動を振り返りながら、二十年ほど伴に歩んだ複雑ネットワーク科学の創成期から、その後の発展の経緯、最新の話題までを、データ分析、インフラ設計、レジリエンス、自律分散、最適化、社会的意義などと関連付けながら概説する。
招待講演2
講演者:井上寛康(兵庫県立大学)
タイトル:大規模生産ネットワークデータとシミュレーション
概要:実体経済において最も重要なことは、企業が仕入れ先と顧客の両方の役割を果たし、その中で付加価値を生み出すという一連の活動であり、それが企業間のネットワークを構成しています。この生産ネットワークは巨大かつ複雑であるため、企業間相互の影響の把握は極めて困難です。さらに、ネットワークデータ自体も得難いものであることから、その構築が世界中で進められている非常にホットな領域です。我々のグループでも、さまざまな生産ネットワークデータを長年に渡り研究してきました。たとえば日本のデータセットには、100万以上の企業と500万の仕入れ・販売関係が含まれており、複数時点のスナップショットが記録されています。本講演では、生産ネットワークの構造を説明し、その複雑な性質を解き明かす試みについてお話しします。また、このネットワークに適用したさまざまなモデルの結果を共有し、生産活動の理解と予測にどのように役立つかを示します。具体的には、災害やパンデミックによるショックがどのように企業間で波及するかについてのスーパーコンピュータを用いたシミュレーションの分析などを紹介します。
招待講演3
講演者:藤山英樹(獨協大学)
タイトル:主体の意思決定を踏まえた実証分析としての社会ネットワーク分析:経済学の視点から
概要:ネットワーク分析は経済学にも大きな影響を与えている。つまり、相互交流の構造としてのネットワークを踏まえたゲームが分析されている。そこでの興味深い知見として、均衡概念(ナッシュ均衡)とネットワークの中心性概念(ボナチッチ中心性)との対応がある。さらには、この事実を踏まえての、実証分析も多くなされている。本講演では、はじめに、背景となる理論的な枠組みと、実証の方法について解説をし、具体的に、より中心的な学生の学業成績は高いのか、より中心的な企業のパフォーマンスは高いのかという実証分析を紹介する。さらに、それらの分析の比較を通じて、それぞれどのような特徴をもち、どのような限界をもつかについて、大きな見取り図を示すことを試みる。
ポスター優秀賞記念講演
講演者:藤江 遼(神奈川大学)
タイトル:観測不能な他者の状態推測を考慮したネットワーク上の合意形成
概要:これまでに提案されてきた多くの合意形成モデルでは,自己の状態(e.g. 意見)は他者の状態を参照して決定される.しかし,他者の意見は必ずしも観測可能ではなく,推測されることも多い.本研究では,他者の状態の推測が合意形成過程に与える影響を明らかにするために,ネットワーク上のVoter modelを拡張し観測可能なノード集合と参照可能なノード集合が異なる場合を扱う.そのモデルに対する理論解析の結果,各ノードの状態をBetweenness Rank(媒介性が高いノードを媒介するほど高くなるノードの特徴量)で重みづけした加重和が保存量となる保存則が成り立つことを示した.この保存量は固定確率と一致する.つまり,他者の推測が行われることにより,合意形成に重要なノードがハブから媒介性の高いノードにシフトすることを明らかにした.講演では用いた理論解析の方法について紹介し,時間が許せば保存量と合意時間の関係についても触れたい.
ポスターセッション
動物の移動軌跡が囲む面積と外周との統計的関係:石川温(金沢学院大学)/藤本祥二(金沢学院大学)/水野貴之(国立情報学研究所)
粘菌アルゴリズムを活用した輸送におけるノードの寄与度評価:河戸幾利(東京都立産業技術高等専門学校)/山本哲也(東京都立産業技術高等専門学校)/会田雅樹(東京都立大学)
ソーシャルネットワークにおける誤情報拡散抑制のためのプレバンキング最適化:古谷諭史(NTT)/芝原俊樹(NTT)/秋山満昭(NTT)/会田雅樹(東京都立大学)
メッセージ伝搬による組合せ最適化問題の近似解への高速収束性:廖福轩(石家庄铁道大学)/林 幸雄(北陸先端科学技術大学院大学)
ネットワーク結合耐性を強化するラプラシアン行列の第二最小固有値最大化:小川泰司(北陸先端科学技術大学院大学)/ 林幸雄(北陸先端科学技術大学院大学)
GNNとLightGBMとのハイブリットモデルによる企業間ネットワークの取引額の推計:水野貴之(国立情報学研究所)/佐藤遼次(東京海上ディーアール)/矢野良輔(東京海上ディーアール)
含有栄養素から見る食材ネットワークの分析:岡田啓杜(山形大学大学院)/田中敦(山形大学大学院)
2次隣接ノード間の次数相関によるネットワークの頑強性への影響:藤木結香(東北大学)/Stefan Junk(学習院大学)
公共財ゲームにおける第三者による罰と報酬の影響:阿部聖史 (静岡大学)/守田智 (静岡大学)
複数のジェネレータによるエッジ置換モデルと一般化次元:坂本信仁 (北海道大学大学院)
ネットワーク成長とノード埋め込みの形成:劉庶(東京大学)/中条雅貴(東京大学)/鳥海不二夫(東京大学)
fractal scale-free treeとsmall-world scale-free tree上のパーコレーションについて:綿谷和紀(茨城大学大学院)/長谷川雄央(茨城大学大学院)
大規模リスニングデータを用いたK-POPの普及とリスナーの人気の変化分析:中村亮太/西本恵太/浅谷公威/坂田一郎
都市の創発シミュレーション:確率的エージェントベースモデルによる分析:小平航大(東北大学)/坪井和史(東北大学)/藤原直哉(東北大学、科学技術振興機構)
ロシア・ウクライナ情勢に関するコミュニティノートのネットワーク分析:中条雅貴(東京大学)/鳥海不二夫(東京大学)
動学的NW形成ゲームモデルを用いた SNS におけるエコーチェンバーNWのモデル化:山﨑大河(長崎大学)/今井哲郎(長崎大学大学院)
日本の生産ネットワークにおけるコミュニティの変遷と安定性:後藤弘光(金沢学院大学)
感謝送付データを用いた組織内間接互恵行動の分析:中村凌(長崎大学)
グローバル株所有ネットワークにおける実質的支配者の変遷:林樹里(総合研究大学院大学)/水野貴之(国立情報学研究所)/栗崎周平(早稲田大学)
ラベル伝播アルゴリズムによる重み付きグラフのコミュニティ分割とその考察:小北泰弘(静岡大学)/守田智(静岡大学)